『学校、メンドくさいなぁ』
そう思いつつ、朝起きて。
お気にいりの曲を聴きながら登校する毎日。
クラスに行けば見知った友達がいて、チャイムと共にいつもの日々が始まる。
先生がいつものように教室に入ってきて、授業がはじまる・・・。
しかし、今では画面の中で無機質に動く先生を見ている。
シーンと静まり返った室内で、スマホの中の友達と話している。
「コロナウイルス」
数ヶ月前まで知りもしなかったこのウイルスの存在が、私たちの生活を一変させました。
頼りにしていた親が見せる不安げな顔。テレビから流れる膨大な量のネガティブ。
この記事を読んでいるあなたも、不安を抱えて今を生きているのではないでしょうか。
こんにちは。
高校生キャリア支援専門AOzora塾の代表として、東京で活動をしている染谷です。
時代の流れを掴んだキャリアの組み立てと、熱のこもった親身なサポートが得意です。大学では客員講師としてキャリアの授業をしていたりもします。
[voice icon=”https://ao-goukaku.com/wp-content/uploads/2020/04/スクリーンショット-2020-04-17-12.01.43.jpg” name=”染谷” type=”l”]高校生の進路・キャリアの話ならおまかせください![/voice]
この記事では、コロナウイルスが高校生にもたらした変化を明らかにし、いまあなたに求められていることを丁寧に解説します。
全て読み終えると、きっとあなたは今やるべきことが明確になり、このような不安定な状況の中でも自信を持って前に進むことができるようになります!
コロナウイルスがもたらした急激な時代の変化
いま、高校生に何が求められているのか。
それを知るためには、まずコロナウイルスがもたらした急激な時代の変化の大枠を捉えておく必要があります。
コロナウイルスが蔓延する前の時代を「beforeコロナ」とすると、この時代は
『お金儲けを前提とした資本主義一強の時代』
と表現することができます。
Google、Amazon、Facebook、Apple・・・。
これらの頭文字をとってGAFAと呼ばれるアメリカ企業が中心となった時代です。
そして、それら企業の裏には国際的な銀行が存在し、巨額の資本を元に経済が動かされていました。
スマートフォンやウェブブラウザを通して、私たちの購買データや移動データなど、莫大な量のデータ(ビッグデータ)がこれらGAFAの元に集まり、そこに資本(お金)が集まった、という時代です。
情報が国をまたいで企業に集約されているのです。
また、アメリカや日本などの経済先進国の企業は、物の製造コストが安い中国などの国に工場を構え、あらゆる物の製造を製造コストの安い国に依存してきました。
車1台を作るのに必要なパーツ数は3000。
この3000もの部品はありとあらゆる国から供給されているのです。
情報や製品があらゆる国を超えて複雑に絡み合う、このような時代の流れを『グローバリズム』と言います。
いきすぎたグローバリズムは国をまたいで資本を稼ぐ億万長者と、そうでない人の大きな差を生み出したことも事実です。
参考:AFP通信:『世界の超富裕層26人、世界人口の半分の総資産と同額の富を独占』
しかし、コロナウイルスはこのグローバリズムの流れに陰りを落とします。
とくに、輸出入などの物質的なグローバリズムが大きく変化しています。
製品自体の需要の減少や、国をまたいだ製品の流通が困難になっています。
参考:NHK NEWS WEB:『3月の輸出額 大幅に減少 新型コロナウイルス感染拡大の影響』
世界的に経済のあり方が変化している一方、私たちをとりまく環境にも変化が起きています。
コロナウイルスの感染経路特定などのために情報技術を用いて個人を管理するような動きがあります。
オーストラリアでは、自粛期間中にFacebookに旅行写真を投稿したら家に警察が来たという事例も。(結局、誤認でしたが)
参考:GIZMODO
また、GoogleとAppleが共同開発している、コロナウイルスの濃厚感染者を位置データをもとに関連する人を特定する『濃厚接触感知システム』が作成されるなど、個人の行動や情報を管理する流れが加速しています。
参考:日本経済新聞
いま、私たちが生きている時代は非常に複雑です。
今は100年に1度といっても過言ではない変化の時。
世界のあり方自体が大きく転換する可能性があるのです。
今、高校生に求められる3つの力とは
このように先が読めない時代だからこそ、自分自身で考え、決断し、行動することが求められています。
コロナウイルスが世間に始めて報道されたのは2019年12月31日。
そこからの数ヶ月で私たちは、急激な社会変化を目の当たりにしてきました。
- パンデミックが起こり、世界が混乱した
- ロックダウン(都市封鎖)が実際に行われた
- 「不要不急」の尺度と一緒に暮らすようになった
- 学校が休校になり、一部でオンライン授業が始まった
状況は刻一刻と変化し、私たちの生活へ変化せざる負えない状況です。
不安、ストレス・・・・。
そんなネガティブな気持ちが世界中で溢れています。
しかし、ピンチはチャンスなはず。
高校生のあなたは、今、何が求められているのか?そしてどのような行動をすべきなのか?を真剣に考えないといけません。
コロナウイルスの根本的な解決策が見つからない以上、私たちはコロナウイルスと共存をして生活をしていく必要があります。
根本的な解決には年単位で時間がかかる可能性ありますし、そもそも全て解決した時に、もとの生活と全く同じものへと戻る、ということも難しいのが現状です。
コロナウイルスをきっかけに物事のオンライン化が加速し、不必要なものが急激に排除されている中で、私たちの生活は大きく変容するからです。
コロナウイルスと共に生き、変わりゆく社会をコロナ時代とすると、高校生あなたがこの時代で求められるのは
- 自分の人生を自分で決める力
- 情報を味方にして時代の変化を掴む
- 家族に貢献する力
という3つの力です。
1.自分の人生を自分で決める力
なぜ、いま高校生に自分の人生を自分で決める力が求められているのでしょうか。
結論から言えば
『急激な時代の変化に合わせた進路を自ら考える必要がある』
という事になります。
これだけ時代の変化が早いと、過去の成功事例に習う、教えてもらう、といった事が難しくなります。
なので、自分自身で進路の舵をとる必要があります。
しかし、従来型の学校教育は『右に習えの文化』でしたので、自分自身で考えて進路の舵をとる、というのは今の高校生にとって難しいことだと思います。
大変多くの高校生がこの壁に悩まされるでしょう。
参考:時代の変化と大学の選び方がわかる記事
高校生が進路を考える時にありがちな2つの不安
10年近く高校生・大学生の進路を見てきた経験上、進路に悩む高校生が抱えるありがちな不安が
といったものです。
- そもそも何をしていいかがわからない
という人にオススメしているのが、まずは自分自身と向き合ってみることです。
急激な時代変化の中で、ただでさえ通用しなくなっていた「いい大学→いい就職先→生涯安定」といった成功の方程式はもはや粉々に砕け散っています。
そのような中で、自分とは何者なのか?どのような強みをもっているのか?など、あなた自身がどれだけあなた自身を理解し、自分の才能を有効活用できているかという事が最も求められるはず。
統計的な根拠にもとづいてた診断テストであなた自身の強みを発見し、有効活用するために必要な事を書いた記事があるので、ぜひ参考にしてみてください。
高校生が3300万人に1人の強みを見つける方法
- 今まで自分自身で何かを決定した経験が少ないから不安
という人も多くいらっしゃると思います。
僕はこの不安の根本的な原因は日本の教育システムにあると考えています。
学校で机に座っていれば先生が来て、授業をしてくれる、といった受動的な環境では「何かを自分自身で決める」といった経験が少なくなるのは必然です。
なので、不安に思うのは当たり前!と思って下さい。
しかし、日本の教育システムが悪い!といって環境のせいしていては何も始まりません。
この事実を受け止めた上で、どう道を切り開いていくかが大事です。
「褒められたい」から「成長したい」に変われるかどうかが鍵
自分の進路を自分で判断し、責任をもつ。
この一連の流れの中で必要になる心構えは
「他者に認められたい」「褒められたい」から「将来的な目標に向かって成長したい」に気持ちを変えられるかが大事です。
アメリカのスタンフォード大学の心理学教授Carol Dweckさんは、他者に認められたいという思いが根底にある「固定マインドセット」、将来に向かって成長をしたいという思いが根底にある「成長マインドセット」の2種類の段階の人がいると提唱しています。
成長が中々できない、固定マインドセットの人は
- 壁にぶつかった時にすぐあきらめる
- 根本に自分をよく見せたいという欲求を持つ
- 努力は報われないと思う
- 失敗の可能性のある挑戦を避ける
- アドバイスを受けても耳の痛い話は無視する
- 他者の成功を恐れる
といった特徴があります。
このような考え方では、そもそも自分自身と向き合うなどといった労力に意義を見いだせないので、継続することができません。
自分の人生に自分で決める、というスタートラインに立っていないのです。
一方、成長マインドセットの人は
- 進んで挑戦を受け入れる
- 根本に学びたいという欲求を持つ
- いま出来ないことは努力で出来るようになると考える
- 壁にあたっても、乗り越えられると信じ粘る
- 他者の成功から学び、自分の糧にする
- 耳の痛いアドバイスも学びとして受け止める
といった特徴があります。
あらゆる事を将来的に成し遂げたい目標に向かっての学びだと認識できるので、努力を継続することができます。
固定マインドセットから成長マインドセットへと変化をするためには、小さな事でもいいので、『やればできる』という自信をつける必要があります。
そう考えると、学校での勉強は努力に比例して良い成績が取りやすい傾向があるので、自信をつけるといった意味では再現性が高くオススメです。
参考:2ヶ月間で英語が苦手から得意になり自信がつく塾
2.情報を味方にして時代の変化を掴む力
2020年は激動の年。
いま、世界で何が起きていて、今後の生活はどうなっていくのかに常にアンテナを張って生きる必要性があります。
beforeコロナの時代の価値観が通用しない可能性があるのです。
『どんな職業が無くなるの?』『どんな新しい職業が生まれるの?』『私たちの生活ってどう変わるの?』
など、急激に時代が変わる中、自分自身で見極めていく必要があります。
そんな時代の変化を捉えて対応するためには『情報収集力』『情報選別力』が必要不可欠です。
余談:学校の授業でも『情報収集力』『情報選別力』が求められる
授業がオンライン化し、自宅で授業をうけるという環境では、学校で今まで行ってきた「インターネットで調べればカンタンにわかってしまう事を答えるようなテスト」が機能しなくなります。
オンライン環境が身近にある中では、英単語はカンタンに調べることができるでしょうし、歴史の年号もカンタンに調べることができてしまうからです。
そのような中、学校の課題やテストは、答えのないものを調べる・研究するようなレポート形式のものへと変わっていくでしょう。
そこで求められるのが、自ら調べ、情報を取捨選択する力です。
情報を鵜呑みにせず、自分で調べる、考える
TVやインターネットなど、今の世の中は情報にあふれています。
中には、フェイクニュースと呼ばれる誤情報を含む過激なニュースも存在しています。
フェイクニュースは人目を引くセンセーショナルな内容の場合が多く、拡散スピードが早いのも特徴です。
参考:朝日新聞デジタル『フェイクニュースは欲望の産物か 向き合い方を考える』
このような中、私たちは情報の真偽を自分自身で確かめるといったスタンスが必要になります。
情報発信者の規模に関わらず、情報について常に疑いの目をもち、自分自身で調べ、考え、その情報が正しいかを「ファクトチェック(※情報の真偽を検証すること)」する癖をみにつけましょう。
同じニュースであっても違う情報源や違う角度から解説されている記事にも目を通す、ニュース内のワードを検索するなど、あなた自身が能動的に動く必要があります。
NPO団体『ファクトチェック・イニシアティブ』は、世の中に出回っている情報に対しファクトチェックを行い、公開しています。
参考:NPO団体『ファクトチェック・イニシアティブ』より
ファクトチェックの方法がわからないという方は、まずはファクトチェック・イニシアティブのホームページを見てみることもオススメです。
その場合でも、ファクトチェック・イニシアティブの情報はファクトチェックがされているから正しい、と鵜呑みにせず、自分で真偽を確認する姿勢が当然ながら大事になります。
さまざまな情報源を知る
現代において、情報を得る方法は数多く存在します。
- テレビ/新聞
- WEBメディア
- 個人が独立して運営するメディア
- Youtube
- オンラインサロン
- 人に直接聞く
企業・個人が運営する新聞やブログ、テレビなどのメディアは基本的に情報の発信者がテレビやWEBなどを通して一方通行で情報を与えるので、情報を得るのがカンタンなメリットがあります。
テレビが最もわかりやすい例で、テレビをつければ勝手に情報が流れる、というお手軽さがあります。
TwitterやFacebookなどのSNSは情報の発信者を選ぶ必要性があったり、コメントのやりとりがあるなど、あなたには能動的に情報を探す姿勢が求められる一方、SNSを通じた情報はテレビや新聞などでは出回らない濃い情報に出会える可能性があります。
SNSは個人が運用をしている分、正しくない情報や不健全なコミュニケーションに巻き込まれるなどのリスクがあります。
9つの情報源のオススメの活用の仕方を知る
さまざまな情報源がある一方、あなたはそれぞれの情報源の特徴を理解し、臨機応変に使いこなす必要があります。
①テレビ/新聞
最も多くの人が目にする情報がテレビ/新聞なので、世の中の大局を理解するのに最も役立ちます。
世間一般の意見をおおまかに理解するのに有効な情報源です。
テレビ朝日/朝日新聞のように、主要なメディアはテレビと新聞どちらの媒体においても情報を発信している事が多いです。
非常に多くの人が目にする情報なので、事前に精査された情報が発信される分、情報の信頼性は高いと言えます。
しかし、情報の濃度は必ずしも濃くはなく、大衆向けになっている事が多いので、コアな情報を得ることが難しい面もあります。
テレビ/新聞を情報源にする時に気をつけるべきことは、『テレビ・新聞は広告料によって成り立つメディアである』という事を意識することです。
つまり、情報の受け手である私たちに最適化されているというよりは、広告主が喜ぶように最適化されていることを意識しなければなりません。
広告を出す企業の商品が売れるようにするために、人間は不安や恐怖を感じると物を買うという習性を利用し、視聴者や読者に対し不安や恐怖を煽る「恐怖マーケティング」とよばれる手法が使われることもあります。
なので、過剰な不安を煽られていると感じたら一度この仕組みを思い出してください。
参考:ダ・ヴィンチニュース『定番化する「恐怖マーケティング」…広告離れの消費者にモノを買わせる電通テクニック』より抜粋
②WEBメディア
参考:おかんの給湯室さま『【2019年最新版】ビジネスメディア一覧!仕事に役立つ情報を一気にフォローしよう』より
テレビ会社や新聞会社ほど規模ではないメディアがWEBには多数存在します。
メディアの数が多く、一概に情報信頼性・濃度の差を決めることが難しいのですが、テレビ・新聞などの大手メディアに比べて突っ込んだ内容を掲載することがあります。
信頼性に関しても、記者は各メディアの看板を背負って記事を書くので、情報の信頼性を気にされていると言えます。
大手メディアの情報をさらに深堀りをするために利用することがオススメです。
とくに、Googleニュースという検索サービスを活用し、気になる話題について複数のWEBメディアの記事を検索すると効率が良いです。
参考:Googleニュースで『高校 学校 再開』と検索した例
③個人が独立して運営するメディア
自身のWEBサイトなどを作成し、個人で経済や時代の変化について情報を発信している人が増えてきています。
個人が直接配信するので、テレビや新聞と違い会社の看板を背負わずに配信が可能なので、情報の信頼性には多少の注意が必要です。情報を鵜呑みにせず、自分で裏付けをとるような事も必要になります。
テレビや新聞、Youtubeなどのプラットフォームを通して発信を行う場合、発信する情報には何かしらの規約的な制限がかかってしまうのに対し、完全に独立して個人が運営するメディアの場合は自由に発信ができるので、その分、情報の濃度が高くなる傾向があります。
④YouTube
YouTubeは手軽に動画配信ができるプラットフォームなので、本当にさまざまな人がいます。
いわゆるフェイクニュースと言われるような情報や、情報の裏付けが怪しい情報もあるので、誰が情報を発信しているのかには注意が必要です。
情報を信頼性を確かめる手段として
- チャンネル登録者数を確認する
- 動画のGoodボタンを押されている数を確認する
- コメントを一応ひととおり眺める
- 発信者のSNSをチェックする
といった事が必要になります。
一方で、専門的な知識を持った個人も多く存在し、主要メディアでは聞けないようなディープな話を聞くこともできます。
⑤Twitter
Twitterを情報源として活用する最大の理由は情報のリアルタイムさです。
テレビや新聞などの速報をTwitterでチェックする、などといった方法だと活躍します。
短文で発信する&匿名で発信できるという条件から、あらゆるSNSの中で最も気軽に情報を発信できます。なので、リアルタイムで起こっていることについて情報を得たい場合に活用をすることをオススメです。
Twitterは基本匿名で発信できるSNSなので、情報の信頼性は低いです。
また、リツイートやイイね目当ての過激な意見も散見されるので、Twitterを上手に活用するには情報の受け手である私たちの高い情報選別力が求められます。
一方、匿名であるが故に発信できるような濃度の濃い情報も中にはあります。
⑥Facebook
Twitterとは違い、基本的に実名前提なのがFacebookです。なので、発信する情報の信頼性が各自の信用と直結するので、情報の信頼性には気をつけている人が多い印象ですが、中には情報の裏付けが怪しい情報を発信している人もいるので注意しましょう。
良質な情報はFacebook内で作成されたグループで発信されていたり、後述するFacebook内のオンラインサロンで発信されていることが多いです。
⑦オンラインサロン
オンラインサロンとはFacebookなどを通して作成された有償・無償のグループをさします。
オンラインサロン内はバーチャルな村のようになっており、オンラインサロン内で活発にメンバー同士で情報発信がされています。
オンラインサロン内の情報は相互監視されているので信頼性の低い情報が淘汰されていく傾向があり、情報の信頼性は高いと言えます。また、オンラインサロンというクローズドな中で発信される情報の濃度が濃いことが多いです。
高校生のうちからこのような良質でリアルタイムな情報に触れるメリットはかなり大きいはずです。
⑧Instagram
Instagramというとオシャレな写真を投稿するSNSという認識の人も多いと思いますが、24時間で消えるストーリーという投稿を通して個人が濃い情報発信をしている事が多々あります。
なので、各メディアで気になった人のストーリーをチェックするといった形で補助的に活用をしてみてください。
⑨人に直接聞く
参考:ココナラでエンジニアのキャリア相談を探した結果
情報を得る手段として、直接、人と会うという方法も考えられます。
外出自粛期間中では、ココナラやビザスクといったオンラインで直接専門家に話を聞くことができるサービスの活用をしてみるのも手です。
ココナラやビザスクでは事前に相手の経歴やサービスに対するレビューを見ることができるので、比較的安心して話を聞くことができます。
高校生の場合、進路や将来の職業選択について質問や悩みがある場合、その道のプロを探して話を聞いてみるという事をオススメしています。
高校生が情報を活用し時代の変化を掴む3ステップ
時代の変化を掴むために、高校生には以下の手順で情報を活用することをオススメします。
- アプリを活用し大手のメディアの情報を自動で得て世界の大局を知る
- アプリやWEBサービスを活用して気になる記事を自分で深堀りする
- 個人・小規模の情報発信者の濃い情報に触れる
複数の情報源から多角的に情報を得ることで、あらゆる可能性を考えることができるようになるはずです。
1.アプリを活用し大手のメディアの情報を自動で得て世界の大局を知る
テレビや新聞で大局を知るのも良いのですが、先ほども述べたとおりテレビ・新聞は情報を使って不安・恐怖を煽る特性が少なからず存在するので、大局を知るための中心にするのはオススメしません。
世界で起きている莫大な量の事象全てを自分で探し、調べるということは不可能に近いので、世界の大局を知る上でのニュースや記事はアプリを活用して自動的に手に入れることをオススメします。
そのためのオススメのアプリは
- スマートニュース
- NewsPics
という2つになります。
・スマートニュース
スマートニュースは世間一般で報道されているニュースをまんべんなくアプリに集めてくれます。
話題となっているニュースが上位表示されるので、世の中の大局をサクっと知るのに便利です。
参考:スマートニュース
- NewsPics
NewsPicsは経済を中心とした記事が多いです。独自の記事の質の高さもさることながら、一般のメディアで話題のニュースを効率的に見る手段としてもオススメです。
各記事に対して熱量のあるコメントが集まり、参考になります。プロピッカーと呼ばれるNewsPicsに認定されたコメンテーターもいるなど、見識のある人の第三者の意見を得やすいのも特徴です。
参考: NewsPics
2.アプリやWEBサービスを活用して気になる記事を自分で深堀りする
気になる記事やニュースがあれば、自分で深堀りをしてみましょう。
この段階ではまだ、比較的大きいメディアの情報を参考にすることをオススメします。
深堀りをすることで情報のファクトチェックにもなりますし、同じ事柄でも様々な視点で語られていることに気づくはずです。
WEBメディアの記事を検索し、情報の深堀りをしたい場合はGoogleニュースというアプリを活用することをオススメします。
画像の赤丸部分で気になるトピックや場所、ニュースの提供元を検索することができます。
参考:Googleニュース
3.個人・小規模の情報発信者の濃い情報に触れる
- アプリを活用し大手のメディアの情報を自動で得て世界の大局を知る
- アプリやWEBサービスを活用して気になる記事を自分で深堀りする
を通して世の中の大局を理解し、ファクトチェック、深堀りができたら次は個人・小規模発信者の濃い情報に触れてみましょう。
今までとは違い、情報の信頼性が比較的下がりやすいので、常に情報を疑う姿勢を持つ事と、ファクトチェックを行う事が肝心です。常に自分で考える癖をつけましょう。
動画を中心に深堀りをしたければ、YouTubeの検索欄に気になるトピックをいれて検索をしてみましょう。
特定の個人が発信している情報を指名して得たい場合は、YouTube、ブログ、個人が所有するメディア、各SNSなどで情報を探してみましょう。
さまざまな個人の集合体の中で議論されているような場で情報を得たい場合は、オンラインサロンの活用もオススメです。
高校生キャリアについてプロに相談したい方はコチラ
高校生の段階で、このような情報収集の仕方を身につけることは難しいことです。
私の意見としては、高校生であっても時代を読み解く力、情報を活用する力は身につけておくべきだと考えています。
直接の指導や相談をご希望の場合は、染谷が運営・指導を行う塾をぜひ、チェックしてみてくださいね。
3.家族に貢献する力
3密を避けるため、あらゆる事がオンライン化されます。
人と人が分断されていく中、個人が最後まで対面で所属するのが家族というコミュニティです。
学校や仕事が一部オンライン化することであなた自身も、保護者の人も、自宅で過ごす事が多くなります。
そうすると、自然と家族で過ごす時間が増えるはず。
しかし、コロナウイルスを契機に急に家族の時間が増えたことで家族関係が悪化している事例もあるようです。
参考:沖縄タイムス『「家中けんかばかり」昼夜逆転の息子、母の異変に気付くコロナで一変した家族の日常』
このような中では、私たちは生活の基盤となる家族環境を整えて、気持ちよく毎日を過ごす事が必要になります。
その時、あなたは家族内でどんな役割を果たしますか?
社会情勢が不安なものになる中、親が不安そうにしている顔を見たり、ストレスから取り乱す姿をみたり。
今まであなたを守る立場だった親と、あなたの立場が逆転し、あなたが親を助けるといった時がくるかもしれません。
そういった中、あなたは家族の一員としてどんな貢献ができるでしょうか?
時代の変化が激しく、さまざまな問題がある今だからこそ、家族というコミュニティを大切にする時なはずです。
今だからこそ親孝行をしてみる
高校生は大人と子供の間の年齢。
親との関係性も、しだいに距離感を持つ人も多いのではないでしょうか。
しかし、コロナウイルスの影響により仕事に支障があるなどの理由から、あなたのお父さんお母さんにストレスがかかるといった場面も増えてくるかもしれません。普段は見せない親の顔に驚く時があるかもしれませんね。
そんな時こそ、ベタではありますが、親に養ってもらっている立場であることに改めて感謝しましょう。
高校に通うため費用や塾に通うための費用は無料ではないはず。
この難しい時代の中であなたのために仕事をしてくれている、という側面もあるはずです。
少しばかりの親孝行だと思って、精神面・肉体面、両方の視野から親をサポートできないかを考えてみてください。
[aside]参考:親へのサポート例
精神面のサポート:いつもより会話を多くしてみる、日ごろ言えない感謝を伝えてみる、自分がしっかりと勉強をしている姿を見せる、など
肉体面のサポート:積極的に家事を手伝う、マッサージをしてみる、兄弟の世話をいつも以上にする、など
[/aside]恥ずかしく思ってしまう部分もあるかもしれませんが、今やらないでいつやるの!なタイミングなはずです。
あなたが女の子の場合、意識してお父さんと話してみるだけでも嬉しいのではないかと思います。
仕事の愚痴を聞くだけでも、気持ちが楽になるかもしれませんね。
参考:AOzora塾に通う生徒さまの保護者さまよりいただいたLINE
3つの力を駆使してピンチをチャンスに変えよう
- 自分の人生を自分で決める力
- 情報を味方にして時代の変化を掴む
- 家族に貢献する力
という3つの力を駆使すれば、あなたはきっとこの難しい時代も乗り越えられるはず。
時代の変化を味方につけつつ、家族を大事にしながら自分の足で自分の人生を生きることができたら、どれだけ素晴らしいことでしょうか。
コロナウイルスは高校生のあなたに、いまの生き方で良いのだろうか?という問いを投げかけたのかもしれません。
『周りは遊んでいるし・・・』『自分にはできないよ・・・』
そう考えてしまっては、何も始まりません。
大切な事はまず1歩、踏み出してみること。
この記事を最後まで読んだあなたはもう既に1歩を踏み出しているのです!
ピンチをチャンスに変えて、あなたらしいキャリアを歩んでくださいね。
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