【誰も教えない】10代全員が見るべき失敗しない大学生活を送る方法

『学歴が全てだよ』

そんな考え方が頭をよぎったり、実際にそうだと思ったり。

平成を生きてきた私たち、そして昭和・平成を生きてきた保護者さまならば、学歴がもたらす意義の強さを痛感しているのではないでしょうか。

学歴が一生を左右する

参考:染谷が実施した昭和生まれの保護者さま世代対象のアンケート回答

現に、就活ではどこの大学に属しているかにより、大きく状況が違うということは明白です。

一定以下の水準の大学ではエントリーシートがそもそも通らない、企業説明会に参加ができないなど、『区別』があるということは認めざる負えません。

個人が何をしようと、このような社会システムが変えられるわけではありません。

そういった意味で、この実態は私たちには左右できない問題なのです。

はじめは、この状況に違和感を感じ、「何かおかしくないか?」と思いつつも

あらがえない社会の波に押しつぶされて、いつのまにか違和感が劣等感に変わる。

多くの企業にエントリーしては、お祈りメールを受けとり、どんどん自信が奪われる。

実例:Instagram上で大学生から届いた就活の悩み

わかりやすい尺度である学歴だけが最後に残り、なんて自分はダメなんだ、と嘆く。

こんなの、普通ではないです。

筆者の染谷自身、学歴にコンプレックスがあって、恨み節で書いている訳ではありません。

世間的に良いとされる大学に進学した人たちからすれば、「高校生の時にもっと勉強を頑張っておけばよかったじゃないか」そう思うかもしれません。

確かに、高校生の段階での努力量が足りなかったり・・・といった個人の責任に起因する部分もあると思います。

しかし、人には向き不向きがあり、当然、勉強にも向き不向きが存在するという事なんです。

主要5科目を中心とした学習、テストという国が定めた入試というやり方、そのやり方に合わない人=落ちこぼれ、のような位置づけにすることは間違っているはずです。

良い大学→いい就職先、という構図の中に内包されているのは、この受験というシステム。

全ての人が同じ受験というシステムの中で戦える、といった意味では平等なのですが、大切な何かを忘れているのも確かなはずです。

平成から時代は令和に変わり、社会は猛烈な勢いで変化しています。

一連のコロナウイルス騒動がその変化にさらなる拍車をかけて、時代を変化させています。

この記事を見れば、受験を控えている高校生は自らの進路と向き合う必要性を理解でき、学歴に悩みを抱える大学生にとっては勇気が湧くものとなるでしょう。

目次

『学歴』の価値は右肩下がりになる

今の時代であっても、学歴が私たちにもたらす影響は非常に大きいと言えます。

しかし、時代の変化と共に間違いなく学歴というネームバリューは右肩下がりになるはずです。

では、その理由をじっくりと解説していきたいと思います。

学歴が担保する価値を分解してみる

学歴が表す価値は3つに分解して考えることができます。

  1. 一定量の努力をこなした証
  2. 学校に適合できた証
  3. 「社会で役に立つ人」という証

この3つの価値が今後の社会でどう変化していくのでしょうか。

結論から言うと、①の価値は保持され、②③の価値が右肩下がりになり、全体としての価値は下がる、と考えています。

学歴が表す価値の減少

1.一定量の努力をこなした証

大学の受験方法は極めて多様です。

おおまかに分けて

  • 一般入試
  • 指定校推薦
  • 公募推薦
  • 付属推薦
  • AO入試や大学固有の特色がある入試

と分けることができます。どの入試方法をとっても、一定量の努力が必要になります。一般入試では、実際の試験に向けた勉強が必要になりますし、各授業の評定が大事になる指定校推薦・公募推薦・付属推薦では学校内での継続的な努力が求められます。AO入試や大学特有の入試では、多角的に自分自身のキャリアと向き合うことが求められます。

どの方式を選んでも、努力なしでは大学に入れません。

勉強をする努力

そして偏差値の高い大学であればあるほど相対的に求められる努力量は大きくなる、という関係にあります。

そういった意味では、学歴は『一定の努力をした証』としての価値があります。

この価値は今後も継続して意義あるものとなるでしょう。

2.学校に適合できた証

先ほど、大学の入試方式は様々だということを述べました。

その中でも、

  • 指定校推薦
  • 公募推薦
  • 付属推薦

この3つの方式は学校の評定がダイレクトに合否に関わります。

高い評定を取るためには、学校という仕組みにうまく適合しなければなりません。

学校に適合

つまり集団での授業をちゃんと受けて、提出物の締め切りを守り、中には教科書の丸暗記が必要な定期テストも良い点をとり・・・ということです。

当然、このような事を通して育まれる力もあります。

円滑な社会生活を送るための基礎力であったり、無駄とも思えることでもこなすことができる力だったり・・・。

どれも、素晴らしい力であることは疑いようもありません。

しかし、これらの力は今後、求められていくのでしょうか?

確かに、工場での生産・加工などを中心とした2次産業が栄えた昭和の時代では、抜群に必要となる能力でした。

PCやウェブサービスが今ほど発達していない中においてのデスクワークでも、必要となる能力です。

時代は平成、令和と切り替わり、私たちの身の回りの多くのものがインターネットに接続され、個人が自在に検索エンジンを使うことができる時代です。

Google検索

つまり、私たち一人ひとりができる仕事の幅は格段に増え、個人の判断や意思決定が求められています。

繰り返しになりますが、「学校のシステムに適合できた」という証は非常に素晴らしいものです。

しかし、その証の効力はこの時代の変化の中で弱くなりつつあるはずです。

時代が変われば求められる能力も変わります。

求められる能力と、学歴が保証する価値に違いが出るのはある意味、 当たり前なことでしょう。

3.「社会で役立つ人」という証

この「社会で役に立つ人」という裏にあるのは、情報処理能力が高い、といったいわゆる「仕事ができる」という意味合いです。

とくに、

  • 一般入試

をこなした人に当てはまることだと思います。

なぜ、その確証が学歴に含まれているかは、現在の入試問題を考えてみるとわかりやすいです。

僕は仕事柄、塾講師として10年近く大学入試の問題に携わっています。

あらゆる入試問題に関わって感じること、それは「情報処理能力が高い人が圧倒的に得をする」という問題の仕組みがあるということです。

全ての入試問題があてはまるとは思いませんが、その最たる例がセンター試験です。

受験の問題は、大きくわけて2つの問題方式に分けることができます。

  • 時間内に大量の問題を解く方式
  • 時間内にじっくり思考して問題を解く方式

センター試験は圧倒的に「時間内に大量の問題を解く方式」です。

この試験方式で求められるのは公式や語の暗記、手順化された効率的な解き方です。

暗記

しかし、ここで少し考えてみてください。

公式や語の暗記、手順化された効率的な解き方、これは全て、AIやロボットが最も得意とする分野なのです。

どの部分を切り取っても、人間が勝てる所はありません。完全敗北です。

AI

センター試験を中心とした一般入試に合わせた勉強を行った結果、最もAIやロボットに代替される可能性がある力を育むという皮肉な展開になっています。

センター試験が廃止され、大学入学共通テストが導入されます。

今までの時間内に大量の問題を解くマークシート方式に、記述問題が一部導入され、この問題は少し解決したようにも思えますが、肝心の記述問題の解答が実質的に「型にはまった解答」でないといけないなど、目を疑うような実情があります。

少し、話がそれてしまいましたが・・・。

今まで私たちが考えていた「仕事ができる=情報処理能力が高い」という図式は今や、危うい状況となっているのです。

学歴よりも重要視されるのは「あなたが何者か」だ

現在の学歴偏重な社会の中、就活生は特に学歴というファーストジャッジを受けた後に個性に焦点が当たります。

現在の就活においての個性と学歴の関係

しかし、次世代の私たちに求められること、それは学歴を含み、あなたが何者かであるか、だと思っています。

学歴というのは補足的な立ち位置となり、そもそもあなたは何者なんだ?という個性の部分に注目されるはず。

就活における将来的な個性と学歴の関係

学歴が個性の中に含まれることで、現在の学歴偏重の社会と比べると相対的な学歴の価値はゆるやかに下るはずです。

学歴の価値はゆるやかに減少する

 

個性を尊重する社会への変化は、企業の大きさ、規模感によって変化のスピードはまちまちではありますが、いずれにせよ個性を尊重する・・・という流れになります。

その背景にあるのが

  • IT技術の発達により一人ひとりがこなせる仕事の幅が広がった⇔画一的なアプローチは求められなくなった
  • AIやロボット技術の活用により、単純作業(画一的なアプローチ)は代替される可能性が高くなった
  • リーマンショックの10倍とも言われる経済危機を目前に、その人にしかできない仕事の価値が向上した

という要素です。

フリーランスや個人事業主は個性ありきの部分があるので、今と変わらず個性が求められるでしょう。

中小企業やベンチャー企業は、各個人の仕事の幅が増え、かつ経済危機によって少数精鋭感を強めることを考えると、より個性が求められるでしょう。

大企業は、既存の就活システムの中では大量の人の個性を見極める、といったことが難しいでしょうから、ゆるやかに個性を求める流れになるでしょう。

社会は個性を尊重する流れに

学歴重視な社会から個性を重視する社会の到来。

仮に、の話ですが・・・。

AI、ビックデータの活用により、人間の個性が正確にスコア化される時代が来たら・・・?

AI、ビックデータ

現在の技術の中でも既に、個性を尊重する社会への変容は始まっています。

しかし、大企業が大量の人数を個性まで把握し正確に雇用できるシステムが出来上がれば、加速度的にこの流れは高まるはず。

そんな時代で、「学歴はいいけど個性がない人」は次第に求められなくなります。

『良い大学に行けたから将来が安心だ』

といって遊び歩く大学生活を送る人も、将来的に困るはず。

学歴がその人の全てを守ってくれる、ということはもはや無いのです。

「何者でもない自分」を不安に思う大学生が多い

週に2〜3回程度、実際の大学生に相談を受けている経験と、筆者である染谷自身の経験からお話をします。

よくある大学生の相談内容TOP3はコチラです。

  1. 自分の強みがわからない・自分には強みがないと思う
  2. 今までの大学生活への後悔
  3. 内定がとれず、自信を無くしている

とにかく1番多いのが「①自分の強みがわからない・自分には強みがないと思う」という相談です。

参考:Instagram上で実際に大学生より受けた相談と回答

悩みを抱える大学生の多くは急激な時代の変化に取り残され、困惑しているように感じます。

それもそのはず、昭和から続く日本の教育システムは変わっておらず、画一的な指導を受けてきた今の大学生に個性を求めるというのは、本来、酷な話しなのです。

同じテスト、同じ勉強法、同じ制服・・・。例を挙げたらきりがありません。

強みを是正し、均質化するアプローチの弊害が今まさにピークに達しているといっても過言ではありません。

均質化する個性

大学生を襲う「定量評価のストレスからの開放」という罠

今の大学生は大学合格をゴールとして捉え、努力を重ねてきた経緯がある一方、数値を軸とした定量評価をされてきた背景があります。

高校生時代に強いられていた受験勉強や、定期テストといった点数などの数値を評価対象とされ、高い得点をとるために頑張ってきたのです。

数値による定量評価

大学合格後は、この抑圧とも言えるストレスから開放され、多くの大学生は遊んでしまう傾向があります。

サークル、飲み会・・・。大学生活は誘惑の嵐。

気を抜くといつのまにか、その嵐に飲み込まれてしまうかもしれません。

大学生の飲み会

しかし、ここには大きな罠があります。

時代が変わればルールは変わる、ということです。

そして、いま私たちはジェットコースターのような時代の変化の真っ只中です。

学歴が大きなアドバンテージになったのは昭和から平成初期までの期間。

大学生活の中で何を成すのか、何者になれるのか、が求められています。

自分で考える力が必要

参考:染谷が実施した昭和生まれの保護者さま世代対象のアンケート回答

学生生活を無駄にしている人ほど、変化が必要

そのような中、現段階で大学生が取るべき行動とは何でしょうか?

いくつかのパターンに分けて、解答をしているのでまずは下の図で自分がどの立ち位置にいるかを確認してみてください。

この表における学生生活の充実とは「学内・学外問わず、自身のキャリアに向かって戦略的に行動をしているか」ということです。

例えば

  • 自分のキャリアに繋がるような研究を行っている
  • 授業の楽さではなく、勉強をするための授業を履修している
  • 志望する職業を見越してスキルを得るためにバイトをしている
  • 自己分析・自己理解を深めている
  • オンラインサロンなどで学外の交流を持っている

・・・といったことがあげられます。

友達がいっぱいいる、サークルが楽しい、バイトが楽しい、といった事は、この記事では充実とは捉えていません。

充実の先に、その後に繋がるキャリアを見据えているかがひとつの指標になると思います。

正解があるものではないので、自分自身によく照らし合わせてみてください。

学歴と学生生活の充実度

  1. 学歴は高いが、学生生活が充実していない人
  2. 学歴も高く、学生生活も充実している人
  3. 学歴が低く、学生生活も充実していない人
  4. 学歴は低いが、学生生活が充実している人

いま、変化が問われているのは赤色の①③の人である

青色の「②学歴が高く、学生生活が充実」「④学歴は低いが、学生生活が充実」のタイプの人は、自分なりに大学生活を見つめ、行動している事を考えると、時代がどんどんあなたを応援してくれるはず。

大学を問わず、学生生活を無駄にしてしまっている人。

つまり、赤色の「①学歴は高いが、学生生活が充実していない」「③学歴は低いく、学歴生活が充実していない」の人は自分の今後と向き合わないといけないタイミングが来ています。

「④学歴は低いが、学生生活が充実」の人に追い風が吹いている

①学歴は高いが、学生生活が充実していない、このタイプの人は若干の猶予期間があると考えていいと思います。

というのも、現段階の日本は、まだまだ大学ブランドによる効力が高いからです。

しかし、向こう5年、10年を見据えていく場合、「④学歴は低いが、学生生活が充実の人」に逆転されてしまうでしょう。

なぜならば、時代が進む連れて学歴の効果は右肩下がりになる一方、個性が尊重されていくはず。

そのような中、充実した大学生活を送り自己練磨してきた人が持つ個性、能力、スキル、心構えに逆転されてしまうかもしれません。

学生生活の充実が学歴をくつがえす

時代の追い風を感じ、周りに流されずに自己練磨する。

「④学歴は低いが、学生生活が充実」の人は、時代の流れをつかみ、大逆転を目指してください。

「③学歴が低く、かつ学生生活が充実していない」の人は要注意

このタイプの場合が最も深刻です。

しかし、上手に立ち回れば戦いようがあります。

意識を変革し、今からでも学生生活を充実させ、「④学歴は低いが、学生生活が充実」の人タイプになれば、「①学歴は高いが、学生生活が充実していない」を逆転できる可能性があるのです。

意識改革をして学生生活を充実させる

③のタイプの人が最も変化が必要なのですが、その際に1番の障壁となるのが「マインド」の部分です。

1度、大学受験を失敗した、という苦い経験があるため、学生生活の中で再起しよう、という気持ちが湧かない人が多いのではと思います。

大学受験というのは、あくまで国が用意したやり方で行なうものです。

そのやり方に合わなかったからといって、あなた自身の能力が否定されるということは絶対にありません!

あなたが上手く行かなかったのは、この受験という環境と自分の得意・強みの不一致の可能性があるのです。

ポケモンで例えるなら、草タイプのフシギダネが火山で過ごそうとしてしまっていた可能性があります。

とはいっても、全てを環境のせいにし、ボヤいているだけでは何も変わりません。

これらを踏まえた上で、環境のせいするのではなく、自分で変わろうとする気概が求められます。

この部分のハードルが高いのですが・・・。

しかし、チャレンジする。その価値があると思いませんか。

時代の変化が激しい今がチャンス

そう言っても、何から取り組めばいいかわからない・・・。

そんなあなたはコチラのステップをぜひ、こなしてみてください。

  1. 自分自身の才能を理解する
  2. 才能を強みに成長させる行動をとる
  3. 強みをいかす環境(業種など)を想定する
  4. 検定や資格などプラスアルファの事を考える

大学生のみなさんが1番やりがちな失敗は行動の第一歩として④検定や資格などプラスアルファの事を考えるという事をしてしまうことです。

そもそも、TOEICのスコアや各種検定よりも素晴らしい才能があなたには絶対に存在しています。

今までの受けた教育の弊害もあり、今はまだその才能が隠れてしまっているかもしれません。

しかし、世の中で上手くいっている人とそうでない人の違いは、才能に気づき強みへと成長させ、強みを意識的に使っているかどうか、という違いなのです。

ここに至るための第一歩こそ、①自分自身の才能を理解する、ということなんです。

①自分自身の才能を理解する→②才能を強みに成長させる行動をとる→③強みをいかす環境(業種など)を想定する、この一連の流れが誰にでもできるように記事を書いたので、ぜひ合わせて読んでみてください。

総合型選抜・AO入試専門 Aozora塾 ...
【永久保存版】3300万人に1人の強みを見つけキャリアに活かす方法 - 総合型選抜・AO入試専門 Aozora塾 「就活であなたの強みは?って言われても答えられない・・・」 「気づいたら、人や環境に自分を合わせてしまっていて

この記事では、学歴という観点からキャリアを考えてみました。

自分には変化が必要だと思ったあなた。

あなたなりの一歩を、この記事を見たらすぐに歩んでみてくれませんか。

そして、何をしたのか?の報告を僕にぜひ下さいね。

親身に、全身全霊でお話を聞こうと思います・・・・!

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