残骸置き場

AO入試型にはめることで個性が失われる旧世代の公教育

高度経済成長期を支えた時代、第2次産業である製造業を中心とする場合、人はまるでロボットのように正確に、オーダー通りに働くことが求められました。

この仕組みは、一般的な大企業にもあてはまり、企業の規模が大きくなればなるほど正確な歯車のように働くことが求められたのです。

この時代の日本は一時期、GDP(国内総生産)でも2位になり、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

参考:1960年代からのGDPの推移

学校で画一的な指導を行い、隙間のない模範的な人間になることを良しとするこの時代の教育は、第2次産業などの製造業を中心とした日本にはとても相性のいいものでした。

しかし一方で、残念ながら個人が持つ特性をそげ落す教育になってしまっていた面もあるのです。

そのような中、世界がアメリカを中心にITを活用したクリエイティブな産業を中心とすると、旧態依然とした日本は少しずつ遅れをとったのです。

個性の大切さが喧伝される現代においても、依然として画一的な公教育が日本で行われています。

子供一人ひとり特性が否定されることがあり、学校に馴染めないという子も多く存在しています。

その最悪の結果として、自殺ということもあるのです。

内閣府統計より引用:1990年より10代の自殺率は上昇の一途を辿る

旧態依然な環境が今なお多いのは事実である

残念なことに、生徒さまのお話を聞く限り、個性を尊重しない画一的な教育の場は数多く存在します。

体罰はもちろん、行き過ぎた生徒指導などが行われる学校が今も存在しています。

右にならえの教育が、子供の個性を潰している。

悲しいですが、これもまた事実なのです。

2018年10月30日神戸新聞より引用:部活内での体罰が問題となる

自分にしかできないコト(特性)を伸ばす次世代の教育

このように、生徒の特性を潰し綺麗な歯車のような人間に作り変える公教育は今まさに見直されつつあります。

メディアでは、つくば大学准教授でメディアアーティスト、実業家でもある落合陽一氏などがしきりに教育の見直しを提唱しています。

日本の教育に異議を呈した名著「日本再興戦略」

これからの教育は、AIやロボットに代替されないためにも、自分自身の特性を活かし、情熱をもって学べる環境作りが必要です。

バンドのように個人と個人が協業する時代へ

上記したAIやロボットの躍進は、私たちの仕事のあり方をも変化させることとなります。

精度が求められる単純作業はロボットに置き換わられ、膨大なデータを扱う仕事はAIに置きかわります。

このような時代において大切なことは、「自分にしかできないコト」をもつことです。

たとえば、頭で考えるのが得意(特性)な人が情熱を持って何かを研究をする(専門性)など、自分自身の特性を活かし情熱をかけて何かに取り組むことができれば、自ずと「自分にしかできないコト」になります。

専門性をもった個人が協業する時代へ

個人の専門性が強いので、そのぶん個人ができないコトも明確になります。

それゆえ、個人と個人の協業が必要になるのです。

特性を活かし、情熱をもって専門性を磨く個人が、まるでバンドマンのように協業していくのが未来の働き方です。

フリーランスのように個人で働く場合はもちろんのこと、会社の一員であったとしても、自分自身の専門性を明確にすることが求められます。

AO入試という希望のひかり

私立大学の入試方式を例にとり、入試方式をおおまかに2つに分けると

  • 一般入試
  • 推薦入試(AO入試を含)

の2つに分かれます。

今の時代の傾向として

「一般入試」はかなりの狭き門となっています。

大学への補助金問題と関連して、国が大学の定員数超えを厳しく管理しはじめました。

その結果、定員以上の合格者数を出す事を恐れ、大学側が一般入試の合格枠を少なくしたことが一般入試が難しくなった原因です。

これからの時代、進路を考えていくには「推薦」という可能性を早々に消すことはオススメできません。

なぜならば、大学側は減らした一般入試の合格枠を「推薦入試」で合格者を増やすことで補っているからです。

多様化する入試方法

大学の入試方式は年々、多様化の一途を辿っています。

一般入試は

  • センター試験利用入試
  • センター試験併用型入試
  • 得点傾斜型入試
  • 高得点重視型入試
  • 2~5科目入試

など、多岐に分かれます。

推薦入試に関してはもっと複雑で

  • 指定校推薦
  • 内部推薦
  • 公募推薦
  • AO入試
  • 各大学独自の推薦方式

もはや一見では判断がつかない推薦方式も存在します。

しかし、先ほども申し上げた通り時代は「推薦入試」に追い風が吹いています。

「評定低いし、なんか難しそうだから推薦はやらない!」

そう考えてしまっては、もったいないです。

ビジョンと専門性を生かすAO入試

専門性を明確にするということは、自分の将来の道筋(キャリア)を見据えるということに等しいです。

AO入試とは、ひとことで言えば個性を尊重した入試方式です。

一般入試と比べ、大学側が教科に重きを置かず、ひとりひとりの個性やビジョンに重点を置いています。

画一的な試験の点数だけで合否が判断されるのではなく、生き方に共感をしてくれる、と言い換えてもいいのかもしれません。

従来のような一般入試の点数をとるための勉強を強いられていた時代は変わり、自分自身はどんなキャリアを歩みたいのか?どんなビジョンを達成したいのか?が重要な時代です。

そのような時代に生まれ・・・

「高校生の段階でとことん自分自身と向き合ってよかった!」

「本当に納得ができる進路を選ぶことができた!」

そう思えるようになることがAO入試合格の勝ちパターンであり、さらに現代の勝ちパターンであると、私は信じています。


③評定対策としての学習管理

評定が合格の判断基準となりずらいと言われているAO入試ですが・・・

事実として評定平均の高さが合格の基準になっています。

一般入試による入学者との学力格差をなくすため、文部科学省は平成23年度「大学入学者選抜実施要項」により、AO入試については、下記の1~4のうち少なくとも一つを出願要件や合否判定に用いることとし、その旨を募集要項に明記することとしています。

  1. 独自で実施する選考の成績
  2. 大学入試センター試験の成績
  3. 資格・検定試験などの成績等
  4. 高等学校の教科の評定平均値

評定に直接関わる学校の定期テスト対策のために、日々の学習管理を行います。

(1)アプリを使った学習管理

学習管理アプリStudyPlusを使って、日々の学習を記録していただいます。

タイムラインのように学習が記録され、イイね機能やコメントをすることで日々の学習のモチベーションを保ちます。

実際のStudyPlusの画面

(2)LINEを使った日報での学習管理

毎日の学習をLINEにてお送りしていただきます。

「やる気がでない・・・」

そんな時もおまかせください。モチベーションを保つようなあたたかい言葉をおかけします。

実際のLINEでの日報

電話で問い合わせる(9時〜23時)